ケアーズサポート株式会社

ワンチャン!

介護業界で注目されているアニマルセラピーとは?当社の介護施設の事例を紹介

当社の介護施設では、利用者さまに喜んでいただけるレクリエーションや地域の交流となど、さまざまな取り組みを実施しています。昨今では、動物を招き触れ合ったり、実際に動物を飼うといった介護施設も増えています。この記事では、利用者さまが動物と触れ合うことで得られる効果や、介護施設「ガーデンホームなごみ東花園」の家族の一員である笑結(ショウブ)についてご紹介します。

 

 

介護業界でも注目されている「アニマルセラピー」とは?

昨今、介護業界では「アニマルセラピー」を取り入れる事業所が増加傾向にあります。動物と触れ合うことでストレスが軽減されたり、癒し効果を得られると話題のアニマルセラピー。介護施設や病院、障がい者施設、学校、カフェなどさまざまな場所で動物と触れ合う体験ができます。

ひとくちにアニマルセラピーといっても、大きく3つの種類に分類されます。まず、介護施設のレクリエーションなどで小動物を招き触れ合うことで、利用者さまの癒しや生活の質を向上できる「動物介在活動」です。利用者さまの表情を明るくするだけでなく、触ろうと手を伸ばしたり、顔を近づけたりと、自発的に行動できるきっかけが生まれます。セラピーは「治療」という意味合いを持っています。リハビリテーションのひとつとして犬が参加するプログラムを実施している医療現場や介護現場もあります。医療従事者の主導で行われるものが「動物介在療法」です。実際に「セラピー犬」との出会いを毎回楽しみにしている患者さんは多くいます。教育現場での動物との触れ合いも注目されています。教育従事者のもと、子どもたちが動物と接するプログラムを「動物介在教育」と呼びます。動物との正しい接し方を学ぶことで、コミュニケーションの発達を促す効果があるとされています。

介護施設で暮らす利用者さまは、ふだん外に出る機会も少ないため動物と触れ合う時間はほとんどないといえるでしょう。動物をなでたり触ったりするアニマルセラピーは、心が穏やかになったり、笑顔になったり。動物の持っている力は無限大と私たちは感じています。

 

 

介護施設での動物との触れ合い

具体的に介護施設で行われている動物との触れ合いアニマルセラピーは、どのようなことを行うのでしょうか。利用者さまが昼食を終えて行うレクリエーションでは、動物と一緒にボールや遊具で遊ぶ、小動物であれば膝にのせるといった体験を行います。動物の温もり感じると、不思議と心が穏やかになる方も多いでしょう。

名前を優しく呼んだり、話しかけたり、純真無垢な動物との触れ合いは、レクリエーションの時間を有意義なものにしてくれます。なかには一緒に散歩をしたり、ご飯やおやつを与えるなど、利用者さまの行動や思考を働かせる取り組みもあります。定期的に同じ動物と触れ合うことで愛着も沸き、生きる活力にもつながるでしょう。

 

 

動物がいることで得られる効果

動物と触れ合うことは、癒しだけでなく認知症予防の効果もあるとされています。動物に触れると温もりや小さな鼓動、そして息づかいを肌で感じることができます。さらにまん丸な目でまっすぐ見つめられると、幸福感を得られる方もいます。利用者さまにとって、住み慣れない介護施設で触れ合う動物の存在は、孤独感を軽減させ、情緒の安定を促します。

動物の名前を呼んだり、お世話をしたりすることで健康面でも良い効果があらわれます。「動物を触りたい」「おやつをあげたい」といった感情が生まれ、自発的に身体が動くようになります。歩くことを躊躇している利用者さまも「動物が喜ぶなら」と散歩を立候補される方もいます。運動不足になりがちな施設での暮らしは、動物がいることでさまざまな変化をもたらします。動物の動きや鳴き声を見たり聞いたりすることで、利用者さま同士のコミュニケーション能力が増え、表情も豊かになります。

ふだん、介護スタッフのサポートを受けている利用者さまにとって、動物と接するときはサポートする立場になります。「命を守らなければ」と責任感も生まれメリハリのある充実した毎日を送れるでしょう。やるべきことがあるのは、日々の行動範囲やモチベーションに影響します。こういった背景から認知症のリスクが軽減される可能性があると考えられています。

 

 

東大阪市の動物と過ごせる介護施設

ケアーズサポート株式会社が運営する「ガーデンホームなごみ東花園」では、犬を飼育しています。今回は、犬と利用者さまの関わりや、動物を飼育している理由をお話できればと思います。ガーデンホームなごみ東花園で飼育している犬は、もともと保護犬でしたがご縁あって家族の一員としてお迎えしました。名前は笑結(ショウブ)と名付けました。ショウブという名前には、「利用者さまとの笑顔を結ぶ、そのような存在になってほしい」という願いが込められています。

保護犬だったため、介護スタッフはもちろん、はじめは介護施設に入ることすらできなかった笑結でしたが、約2か月の期間を経てようやく慣れることができました。利用者さまも、最初は物珍しく遠くから見守っていましたが、最近では施設のガーデンや室内で戯れている様子が多く見られます。動物と触れ合うことは、癒しを得られるほか、人になにかしらの良い効果を与えるといわれています。癒しだけでなく、ストレスの解消やリラックス効果、意欲が湧く、感情表現が豊かになる、運動量がアップする、病気の回復をサポートするなど、心身に良い影響を与える可能性があるのです。

介護施設に入所すると、どうしても社会【外部】との関わりが薄くなり、刺激が減ってきます。そのため、意欲の低下や活動の減少が見られるのは事実です。当社では多くのイベントや取り組みを行っていますが、日常生活という部分では補え切れないことがあります。 そこで、ガーデンホームなごみ東花園では、犬の飼育を検討することになりました。犬の飼育をすることで、介護施設利用者さまのストレス解消やリラックス効果のほか、意欲の向上につながると考えたからです。

利用者さまは餌や水やりのほかに、お庭で一緒遊ぶなど積極的に笑結と関わってくださっています。利用者さまにとって、笑結との触れ合いは役割のひとつになっています。笑結が介護スタッフや利用者さまに駆け寄ってくれるので、良い関係性を築いています。現在、犬を飼育している介護施設はガーデンホームなごみ東花園のみとなりますが、ケアーズサポートは、東大阪市に介護施設を3つ運営しています。

 

 

ガーデンホームなごみ東花園 笑結との日常

笑結は、くるんと巻いたしっぽが可愛い、元気いっぱいの男の子です。ケアーズサポートが運営している介護施設の日常は、公式Twitterで発信しています。笑結もたびたび登場するのでぜひチェックしてくださいね。

▲保護犬ではじめは元気のなかった笑結も、今では介護施設の庭を元気に走り回っています!

▲介護スタッフとの朝のあいさつが日課。みんなに愛されている笑結。

▲介護施設のお庭でいつも利用者さまや介護スタッフの動きを眺めています。

▲介護施設利用者さまとお散歩中の笑結。嬉しそうですね。

 

公式Twitter:ケアーズサポート株式会社
https://twitter.com/VKoD4iqoUJFexMB

 

ケアーズサポートの介護施設と取り組みをご紹介

ケアーズサポート株式会社では「ガーデンホームなごみ東花園」のほかに「なごみの家川田」「なごみの家瓢箪山」と、東大阪市で3つの介護施設を運営しています。2つの介護施設では犬を飼っていませんが、利用者さまが活動的・自発的に行えるイベントやレクリエーションを多数実施しています。

なごみの家 瓢箪山では、利用者さまが作成したハンドメイド作品の出店のほか、地域の方に協力していただき、ワークショップやイベントスペースの提供などを行う「つながりマルシェ」という取り組みを実施中です。月に1度開催しているつながりマルシェは近隣の方々に幅広く周知されており、利用者さまのご家族だけでなく、小さな子どもから高齢者の方々で賑わいます。

なごみの家川田では「しあわせ学校」という取り組みを実施中です。しあわせ学校は、計算プリントや漢字プリントなど、学校のように時間割を設定してから開催するレクリエーションです。利用者さまの「身体機能や脳機能の活性化」「コミュニケーションの促進」「生活の質の向上」を目的にし、日々参加者も増加傾向にあります。実際に学校のチャイムを鳴らしてスタートするので、楽しみに待っている利用者さまも多いです。

当社の介護施設は、ユニークでワクワクするような取り組みで、利用者さまの満足度向上を意識しています。さらに働いている介護スタッフも一緒になって楽しむことで、施設全体の雰囲気が良いとご家族からも好評の声をいただいています。

 

 

まとめ

動物たちと触れ合う時間を設けるアニマルセラピーは、介護業界でも注目度の高い取り組みです。笑結との触れ合いで得られる効果は大きく、介護スタッフも癒されながら業務に携わっています。利用者さまや介護スタッフの活き活きとした姿、活動や取り組みはTwitterやYouTubeで発信しています。実際に介護施設へ足を運んでいただくのも歓迎します。