こちらのコラムは前回のコラムの続きとなりますので
前回のコラムをまだご覧になっていない方はまずそちらをご覧になっていただければと思います。
前回のコラム:https://caressupport.com/column/job-change-advice/
退職を考えるときの注意点
前回はまず自分の価値観に優先順位をつけてから転職先を探しましょうと言うお話をさせていただきました。
今回のお話は矛盾しているようですが・・・
簡単に退職してはいけない!と言うお話です。
そもそも「この職場を辞めてやる!」と言う気持ちになるのはどんな時でしょうか?
頑張っても認められなかった時
上司に理不尽な理由で怒られた時
意地の悪いお局様に嫌味を長々と言われた時
残業が多くて身も心も疲れた時
経営者が現場の事を考えずに物事を決めたり、変えたりした時
この様な事が積み重なった時に「もう嫌だ。辞めてやる!」と考えてしまいがちですが、先ずは冷静になって下さい。
一時の感情にふりまわされて退職を決めてしまうと後々後悔する危険性が高くなります。
「辞めたい」と思った時はまずは感情が落ち着くまで時間をおいてから前回のコラムでご紹介させていただいた「自分の価値観と優先順位」を思い出し「自分は何故この会社をやめるのか?」を冷静に自分に問いかけてみて下さい。
例えば自分の価値観の優先順位が給料やお休みだった場合、「〇〇さんから理不尽に怒られた」とか「会社やり方に納得できない」などの場合は頭に来たとしても自身の価値観と照らし合わせて見ると退職の理由とはならない事が理解できると思います。この様に「辞めたい」と言う気持ちになった時に予め自分の価値観を事前に整理しておくと何かあった時に自分の価値観と照らし合せて、自分自身が一時の感情に流されて退職を考えているのかまた本当に自分が辞める事を検討するべきなのか?を判断する事が出来ます。安易に退職して職歴を増やす事はほとんどの場合が転職活動にプラスにはなりませんので常に客観的に自分自身を見つめる癖をつけておくことをお勧めします。
将来性・可能性を重視すべき
それに加えてもうひとつ考えていただきたいのが「将来性」と「可能性」です
今会社に対しての不満があるとしてその不満が長い将来に渡って続くものなのか?
不満が解消される可能性はないのか?も合わせて考えてみてください。
直属の上司が嫌で嫌で我慢が出来ずに退職したらその後にその上司が転勤になり、代わり凄く良い上司が赴任して来た・・・こんな笑い話の様な話も実際にあるのです。
転職する事自体を否定的に考えるつもりは毛頭ありません。
かといって安易に転職をする事は必ずしも良い結果になるとも限りません。
転職のリスクを最大限減らす為に一時の感情に惑わされる事無く
冷静に判断をして成功確率の高い転職活動を行って下さい。