ケアーズサポート株式会社

ノーリフティングケア

新しい介護の常識へ「ノーリフティングケア」で腰痛予防

ノーリフティングケアは、介護する側だけでなく介護される側にとっても優しい介助方法として注目を集めています。持ち上げない、引きずらないことを基本とし、腰痛をはじめとした身体的負担が軽減されることが期待できます。この記事では、ノーリフティングケアを導入するメリットやデメリット、東大阪市に介護施設を構えるケアーズサポートの取り組みについてご紹介します。

 

◎ノーリフティングケアで怪我のリスクが軽減

ノーリフティングケアは、「抱え上げない」「持ち上げない」「引きずらない」ことを基本とし、人力のみで介助することを廃止した新しい介護の方法です。1993年オーストラリアの看護現場で、腰痛離職者が増え人手不足に陥ったことがノーリフティングケアの誕生したきっかけです。海外では当たり前となっているノーリフティングケアですが、実際に腰痛離職者や移乗の際にともなう怪我のリスクが大幅に軽減したとの声があがっています。その効果が日本にも広まり、全国的に導入する介護施設が増加しています。ノーリフティングケアは介護士にとっても、介護される側にとっても非常に有効な介助方法です。

 

◎ノーリフティングケアで使用される福祉用具の種類

人力のみの移乗を行わないとされるノーリフティングケアですが、その方法のひとつは福祉用具を使用することです。福祉用具には、移乗介助の立位保持を行ってくれる移乗サポートロボットや、利用者さまを吊りあげて、キャスターで移動できる電動床走行式リフトなど、電動式のものが多数あります。ほかにも、ベッド上での衣服のズレを直すときに使用する介助グローブや、車いすからベッドへの移乗をスムーズに行えるスライディングボード・スライディングシートなど、比較的低コストの福祉用具もあります。大なり小なり、さまざまな種類の福祉用具があるので、利用者さまの状態に応じた適切なものを使用しましょう。

 

福祉用具を取り入れることで、これまで複数で行っていた介助が1人でも可能となったり、力を入れずに介助ができたりと、介護士ひとりひとりの負担を減らせます。介護の求人を探している、もしくは転職を考えている方は、このような福祉用具を導入している施設を選ぶと安心です。

 

◎ノーリフティングケアのメリット・デメリット

ノーリフティングケアを導入する最大のメリットは、介護士の身体的負担が軽減できることです。また、介護士だけでなく、利用者さまにもメリットがあります。介護士が力任せで移乗を行う際、利用者さまは身体に傷を負うことや、精神的に不安を抱える方も少なくありません。利用者さまに合った福祉用具を使用すれば、皮膚の損傷の予防や安全な介助が可能となり、双方ともに介助の際にゆとりが生まれます。メリットの多いノーリフティングケアは、介護士だけが意識するのではなく、介護施設の事業所全体で意識して取り組むことで、よりよい介護へとつながっていくでしょう、

 

メリットの多いノーリフティングケアですが、福祉用具を取り入れるための費用がかかることがデメリットとしてあげられます。電動の福祉用具であれば、購入費用だけでなく設置費用、さらには安全に利用を続けるための管理費用が必要となります。大型のものであれば、設置する場所などの問題も出てくるため、すぐに実行とはなりません。また、介護士ひとりひとりが技術を習得するまでに時間がかかる点もデメリットとしてあげられます。介護施設では、介護士間での情報の共有や、介護士の育成のためにノーリフティングケアの研修などを実施できる環境を整えることが大切になってきます。

 

◎ケアーズサポートのノーリフティングケアの取り組み

ケアーズサポートでは、持ち上げない・抱え上げない・引きずらない介護法を積極的に取り入れ、腰痛離職者ゼロを目指しています。働く上でよりよい介護方法や技術などを見つけ出せばと、社内研修を開催してスタッフみんなで情報を共有する場を設けています。当社では「従業員が1番大切」と公言しており、従業員の気持ちに寄り添いながら、多様な働き方を実現しています。東大阪市の東花園、瓢箪山、川田にある高齢者支援住宅すべてで同様の取り組みを行っています。

 

また、従業員や介護業界で働くすべての方の役に立ちたいという思いから、介護技術に関する動画を配信しております。ノーリフティングケアに直結するスライディングボード、スライディングシートの使用方法についてもご紹介していますのでぜひご覧ください。

 

介護動画

https://caressupport.com/movie/

 

◎まとめ

ノーリフティングケアは、福祉用具を使用して、身体への負担を予防することはもちろん、力任せの移乗や移動を廃止するためにスタートした介護の新常識です。ひとつひとつの動作に意識を向けることで、より楽な介助方法を身に付けましょう。

身体への負担が心配で介護職に一歩踏み出せないという方は、ケアーズサポートでより良い働き方を模索してみませんか?介護スタッフとともに常に成長できる職場でありたいと考えています。働き方にご興味のある方は求人情報よりご応募ください。

 

求人情報

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