ガーデンホームなごみ東花園の恒例イベントである\\ 花市 ( はないち)//
施設の外へ特設のお店を出し、ご利用者様が店頭に立ち、苗から育てたお花を販売しています♪
お花を通して地域の方と繋がることが出来る素敵なイベントをご紹介!
地域の皆さまとのふれあい
ご利用者様が毎日、大切に育ててきたお花を地域のお客様に見て頂きたい、来ていただきたい、立ち寄って頂きたい、そんな気持ちがあふれている恒例イベントです!
自分たちが普段やっている事を皆さんへ表現する事が嬉しそうでした!
とても印象的だったエピソードをご紹介させてください。
お花の知識がとても豊富なKさん
日常はご自身の部屋での生活が中心でお食事を食べに来られるのもしんどい事もありますが、 お花の水やりから始まり、店頭で売り子をされる日は約半日間「まだ大丈夫!もう少しおりたい!」と お客様へお花の育て方、水やりや葉っぱの摘み方やカットの仕方等を嬉しそうにご説明されていました。
通行人の方がこられたら、「どうぞ~ いらっしゃい!いらっしゃい!お花いかがですかー!」と皆でいってみよう!と言うことで、 声を出すタイミングや「拍手は?手をたたきながら言ったらいいたらいいんじゃない?」等を打ち合わせ、 本番では道端で立ちながら「お花あるよ!よってって♪少し見て行って下さい」と集客力抜群!
いろんな方に見ていってほしい!ってゆう思いが溢れていました♪
ご家族様とのふれあい
今回のイベントの中で、ご家族様と一緒に花市の店頭に立ち、楽しんでおられました。
館内では「世界で一つだけのオリジナルキーホルダー作り」に参加されるご家族や子供達で賑わっていました。
ご入居者様が娘様と一緒に、いろいろ考えながらキーホルダーを作っている姿を見かけ、声をかけてみると 「明日は母の日やし、ねーちゃんにプレゼントしてあげたいって言って作っているんです」と娘様が話して下さり、 少し照れくさそうに笑顔をこぼされる利用者様を見て、素敵なご家族だなーと思いながらほっこりしました♪
外のテラス席では、クレープを食べたり、お子さんやお孫様と過ごされたりと、皆さんそれぞれ楽しんで頂けてるご様子でした。
利用者様同士のふれあい
本日のイベントでは利用者様が主役という事もあり、イベント当日に向け準備も利用者様皆さんが一緒に行います。
お花の苗を植え変える時には、色んな組み合わせを「こっちがいいかな? これとこれを一緒にしたらいいんじゃない?」と考えながら取り組まれる姿や、 当日は「わたしはたこやき6個を1つ!2階のSさんの分も払っとくから来たらゆうといて」とお店を後にする利用者様。
帰り際に道ですれ違い「あんたの買っといたで~好きな味選んで食べや~♪」 と楽しそうに話されてる場面もありました。 花市を開催し始めて毎日のお庭のお手入れから会話が生まれ仲良くなる方や イベント当日に過ごす時間を通して「初めて話したね!そうやったん」と会話が生まれる機会もあり、 普段の生活とは違う形で利用者様同士のコミュニケーションが生まれる事もありとても良い機会だったと思います!
花火
夜にはいつも皆で花火を見に行きます!大世帯の大移動!
毎年、お祭りのイベントフィナーレで行われる、約40分の打ち上げ花火タイムを満喫させて頂いております!
高齢者様にとって、夜はまだ少し肌寒いこの時期、この花火が夏の始まりの合図になっています♪
夜遅い時間のイベントは少ない為、普段お昼に参加できない方でも楽しんで頂けるのもこの花市フェスのいい所だなと思います!
夜だけお越しになる、屋台おでんや花火を楽しまれていました。
まとめ
老人ホームに入居された高齢者の皆さんは、地域や社会との関わりをほとんど持つことがなくなってしまいます。
施設職員以外 の多くの方々と触れ合って頂きたいという願いから「東花園の花市」「川田の夏祭 り」「瓢箪山ではマルシェ」が生まれました。
高齢者の皆さんはワクワクしながら販売品や露店の準備に汗を流されます。
皆さんのイキイキとした表情に、サポートするスタッフ・お手伝い下さる家族・親族の皆様にもたくさ んの笑顔と元気をわけて頂いてます。
「自分が主体となって取り組むことがある」「ご近所の方やリピーターで来て下さる方との繋がりのある生活をする」「家族で季節を感じながら生活する」
今後もイベント企画を通して、関わる方々・・ご本人・ご家族・スタッフ、それぞれの心に残る想い出作りをテーマにいろんなことにチャレンジしていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
介護に携わる皆様の参考になれば嬉しく思います!
また、準備風景はXに投稿していますので、ぜひご覧ください!