ケアーズサポート株式会社

【夢を叶えるプロジェクト】感動!演奏中の涙が止まらなかった・・

今回の「夢を叶えるお手伝いプロジェクト」の主役は、なごみの家瓢箪山で生活する97歳のSさんです。
Sさんの夢は【もう一度オルガンを演奏したい】「音楽で素敵なひとときを」をテーマにボランティアの方々もお招きし、Sさんの演奏も含めた全4部構成の音楽フェスを開催することになりました。準備から当日までのエピソードを、ぜひご紹介できればと思います。

 

Sさんの人生とご家族と挑戦の軌跡

Sさんは現在、常時在宅酸素という医療機器を付けながら日々の生活を送られています。呼吸器無しでは酸素が全身に行き渡らないため、無理をせず食事や必要な用事以外はベットで安静にされています。耳には補聴器をつけ、コミュニケーションをとる時は口元の動きを頼りにされていますが、視力もほとんど失われているため、自室では必要な物を定位置に置き、手先の感覚を頼りに、ご自身で出来る範囲は身の回りの事を自分で行いながら生活されています。スタッフにはいつも小さな声で「ありがとう」と言ってくださり、努力家でいつも周囲に心を配るSさん。

 

Sさんがオルガンを弾き始めたのは、戦後間もない頃保育士としての仕事がきっかけで、元々クリスチャンとしての信仰があったSさんは毎週末、自宅に集まってくる子供達へ賛美歌を教えながら大好きなオルガンを弾いておられたそうです。今回使われたオルガンは、その当時から60年以上一緒に歩んできたモノなんだとか!オルガンの音色がとてもきれいで、Sさんとご家族が大切にしてきた事が伝わってきました。

 

今回、そんなSさんが話してくれた「夢」の実現には、ご家族のサポート無しでは叶えられませんでした。愛用されていた電子オルガンは足でペダルを踏みながら音を出すタイプの物で、Sさん一人では演奏が出来ない事。長く起きている事等が難しい為、練習量は多くできない事、選曲は昔良く弾かれていた曲からの選定が必要だったこと等。出てきた課題をどうクリアすればいいか試行錯誤をする中、ご家族様からのご提案で、息子様ご夫婦と一緒に演奏をして下さることになりました。奥様がペダルを踏みながらリードとして歌を担当し、息子様が指揮者としてのリズムを右手でとりながら左手パートのフォロー演奏に入られる事でSさんを間に挟まれるような形で演奏することになりました。

 

お仕事の合間を縫って練習を重ねられる中、初めはSさんが両手で弾く練習を始められましたが、手の動きが思うようにいかず、右手の3本を動かすのがやっとの状態。練習をしながら徐々に動くようになり、最終的には5本の指すべてを使って演奏が出来るようになったとの事。この変化に家族様から「この機会を頂いてありがとうございます。」とお声を今回の「夢を叶えるお手伝いプロジェクト」の主役は、なごみの家瓢箪山で生活する97歳のSさんです。

Sさんの夢は【もう一度オルガンを演奏したい】「音楽で素敵なひとときを」をテーマにボランティアの方々もお招きし、Sさんの演奏も含めた全4部構成の音楽フェスを開催することになりました。準備から当日までのエピソードを、ぜひご紹介できればと思います。

 

 

 

Sさんの人生とご家族と挑戦の軌跡

Sさんは現在、常時在宅酸素という医療機器を付けながら日々の生活を送られています。呼吸器無しでは酸素が全身に行き渡らないため、無理をせず食事や必要な用事以外はベットで安静にされています。耳には補聴器をつけ、コミュニケーションをとる時は口元の動きを頼りにされていますが、視力もほとんど失われているため、自室では必要な物を定位置に置き、手先の感覚を頼りに、ご自身で出来る範囲は身の回りの事を自分で行いながら生活されています。スタッフにはいつも小さな声で「ありがとう」と言ってくださり、努力家でいつも周囲に心を配るSさん。

 

 

 

Sさんがオルガンを弾き始めたのは、戦後間もない頃保育士としての仕事がきっかけで、元々クリスチャンとしての信仰があったSさんは毎週末、自宅に集まってくる子供達へ賛美歌を教えながら大好きなオルガンを弾いておられたそうです。今回使われたオルガンは、その当時から60年以上一緒に歩んできたモノなんだとか!オルガンの音色がとてもきれいで、Sさんとご家族が大切にしてきた事が伝わってきました。

 

 

 

今回、そんなSさんが話してくれた「夢」の実現には、ご家族のサポート無しでは叶えられませんでした。愛用されていた電子オルガンは足でペダルを踏みながら音を出すタイプの物で、Sさん一人では演奏が出来ない事。長く起きている事等が難しい為、練習量は多くできない事、選曲は昔良く弾かれていた曲からの選定が必要だったこと等。出てきた課題をどうクリアすればいいか試行錯誤をする中、ご家族様からのご提案で、息子様ご夫婦と一緒に演奏をして下さることになりました。奥様がペダルを踏みながらリードとして歌を担当し、息子様が指揮者としてのリズムを右手でとりながら左手パートのフォロー演奏に入られる事でSさんを間に挟まれるような形で演奏することになりました。

 

 

 

お仕事の合間を縫って練習を重ねられる中、初めはSさんが両手で弾く練習を始められましたが、手の動きが思うようにいかず、右手の3本を動かすのがやっとの状態。練習をしながら徐々に動くようになり、最終的には5本の指すべてを使って演奏が出来るようになったとの事。この変化に家族様から「この機会を頂いてありがとうございます。」とお声を頂き、その結果とお気持ちが本当に嬉しく、また、Sさんの頑張られてるお姿に心が熱くなりました。

 

本番前日練習に同席したスタッフへSさんがこぼされた弱音・・「やっぱり私には無理やとおもう、出来ない」と緊張で不安が募っておられる発言もあり、励ましはしたものの、「もし・・本当に無理といわれたらその時はどうすべきか、前日の夜に本気で考えたていた・・」と話すスタッフ・・

 

 

いよいよ本番!フェス当日の様子

本番当日、前日にSさんから相談を受けたスタッフの前座から始まる音楽フェス!

そのスタッフと施設長がギターとボンゴの演奏をしながら、皆を盛り上げ場の空気を温めていきます! 次にお琴の二重奏~一気に和の空気が流れ、聞きなれた「さくら さくら」やお琴のならではの選曲迄、全6曲の演奏を聴かせて頂きました!お琴の演奏体験では施設長が鳴らす琴の音にその場が盛り上がります! 次はバイオリンとオペラのアンサンブルでいつもお世話になっているMご夫婦が登場~抜群の歌唱力です!JPOP~オペラ迄、とても幅広い選曲で、皆さんしってるうたは一緒に口ずさみながら全10曲を満喫!その中でもアメージンググレースが本当に美しくて心に残りました。

 

最後はいよいよSさんの演奏です!! 演奏構成は全3曲(唱歌2曲と讃美歌から1曲)前奏・リード合唱・皆で合唱、という流れで1番だけのショート演奏を3回ずつ行う構成で演奏がスタート。入りのタイミングが合わず、やり直しを数回繰り返します。もう一回。もう一回と3回目で息の合った演奏がスタート。そこからは一回も止まることなく、3曲×3回の演奏を間奏されました。指が覚えている感覚で弾いておられると思うと素晴らしくて・・全然弱弱しくなくない。力強い音色と、ご家族で息を合わせた演奏が本当に暖くて・・1曲目から感動で涙が止まらなかったです。

 

開始直後は少し緊張が伝わってくる場面もありましたが、演奏が始まると不安なご様子はまったくなく、しっかり演奏されていたので、前日に弱音をこぼされていた話を後から聞いて驚きました。最後に皆からのアンコール!!!アンコールはSさんにとって特別な讃美歌の「いつくしみ深き」という曲目。全10回の演奏を間奏してくださった。Sさんとご家族。 演奏終了後、嬉しさと恥ずかしさと緊張でなんとも言えない表情をされながら、皆からの拍手に手を振って応えるSさんの姿は一生忘れないと思います。

 

最後に全員で記念撮影!!

当日の様子をご紹介➤➤ https://youtu.be/VRQV2H5K4os

 

まとめ

ケアーズサポート株式会社では、ご利用者様の「できる・したい」を大切にし、様々な活動を行っています。その中でも今回の「夢を叶えるプロジェクト」は特に心に残るものでした。 「やりたい」と思う気持ちは、大きな原動力であり大切なことであると改めて勉強させて頂きました。 ご家族からは「楽しかった、ありがとう!」 Sさんからは「本当に良い思い出になりました。頑張ってよかった、ありがとうございました」と温かいお言葉を頂き、今回このプロジェクトを支えてくださったご家族の皆様、そして当日一丸となってこの夢を叶えてくださったスタッフ・ボランティアの皆さんに心から感謝いたします。 これからも、ご利用者様の人生の中で「心に残る想い出」づくりのお手伝いが出来るよう、取り組んでいきたいと思います。

 

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夢を叶えるお手伝いプロジェクト第2弾