給与や職位の判断基準となる人事評価制度ですが、近年介護業界でも取り入れる事業所が増えています。東大阪市の介護施設を運営している当社は、すべて数値化された制度を設けており、介護職で働くスタッフの適切な評価を重視しています。この記事では、ケアーズサポートが独自に設けている評価制度の内容や、実際に当社で働いているスタッフの体験談をご紹介します。
介護業界の評価制度が重要な理由
評価制度とは、会社や組織で働くスタッフの能力やスキル、業務における貢献度などを判定する人事制度のことをいいます。この評価制度の判定をもとに、昇給や昇格などへ反映させるのが一般的です。
介護業界においても、評価制度の仕組みを構築することは大変重要な取り組みのひとつです。納得のいかない報酬面や変則的な勤務時間、食事介助・排泄介助・入浴介助の三大介助はきついというイメージが根付いていることから、介護現場で働く人材は慢性的な人手不足が続いています。そのため、多くの介護施設がスタッフ確保で悩みを抱えているのが現状といえます。そこで、納得のいく評価制度を取り入れて成果を給与や職位に反映し、介護職で働くスタッフの満足度を高めることで、離職防止や職場の定着促進につながります。ひとりひとりの適正な評価は、介護スタッフの成長やモチベーションの維持、会社や組織へ帰属意識や貢献度を高められるのです。
一方、評価制度に対して「評価基準がハッキリしない」「上司によって評価にバラつきがある」といった不満を持つ人も少なからずいます。介護スタッフが納得して働けるように、当社では独自の評価制度を設けています。
「働くスタッフが1番大事」ケアーズサポートの評価制度
東大阪市の介護施設を運営しているケアーズサポートでは「働くスタッフが1番大事」という考えをもとに、現場の介護スタッフと会社の双方が納得する独自の評価制度を設けています。介護職の仕事内容を数値化するのは難しいとされていますが、当社ではすべての仕事に独自の数値化した評価基準を作っています。数値化された評価制度であれば、評価されるスタッフの働きが基準をクリアしているかいないかが明確になるので、上司など評価する人の感覚に左右されず公平な判断が可能です。
評価制度の流れとしては、四半期の期首にスタッフと上司の双方で話し合って目標を決めます。そして3ヶ月後の四半期末に、スタッフと上司の双方で目標をクリアできた項目、できなかった項目を判断します。そのほかに仕事上で良かった点・悪かった点などについても振り返ります。さまざまな項目の数値に基づいてスタッフごとに点数を出し、その点数は本人に公開されています。
役職ごとの上位の1~2名については名前と結果の点数をほかのスタッフにもオープンにしています。上位のスタッフと自分との点数の差がわかり、今後の自分の行動をどう変えていけばいいのかを考えられるからです。同時に良い意味でほかのスタッフとの競争心が自然と芽生えます。
評価は3ヵ月と比較的短期間で振り返りを行うため、スタッフそれぞれができていないことを早めに見直せます。次回の評価時に目標達成のための行動がしやすく、モチベーションを保ちやすいので各々の成長にもつながります。
納得して働ける職場に出会えたOさんの体験談
ここで、実際に他の介護施設からケアーズサポートへ転職して介護職員として働いている入社2年目のOさんの体験談をご紹介します。
介護業界で働いていると、会社や事業所に対して不満や悩みがある人は多いと思います。Oさんは以前の職場でさまざまな不満や不安を抱えていましたが、そのなかでも1番大きかったのはOさん自身に対する「評価」でした。
Oさんは介護の仕事をはじめたときに、上司から「君ならいつかきっと良い管理者になれるから、幹部候補として頑張ってね」と言葉をかけられました。このときOさんは自分が上司から期待されていると感じられて、とてもうれしく思ったそうです。しかしそれと同時に、当時の介護施設では昇格や管理者になるまでの具体的な年数や基準の説明がまったくなかったので「いつかっていったいいつだろう」「何を基準に役職につけるのだろう?」と嬉しさの反面、違和感や戸惑いを感じていました。
どちらかというと積極的に上司に疑問をぶつけることが苦手だったOさん。評価基準の説明を求める勇気がなく、違和感や戸惑いを抱えたまま「いつか」のために与えられた業務をこなす日々が続き、ふと気が付くと介護職で働きだして4年が過ぎていました。ルーティンワークをこなすだけの毎日に「このままではいけない」と感じたOさんは、業務の改善提案を行ったり、新しい企画を考えて当時の介護施設に提案したりと行動を起こしました。しかし、提案した改善策や企画が採用されることはなく、採用されなかった理由も介護施設側からは一切説明がなかったのです。当時の職場に不信感を抱いたOさんは退職を考えました。
転職活動中にケアーズサポートを知ったOさんは、当社が掲げる「公平な評価基準」「年齢や経験に関係なく挑戦・成長ができる」という言葉に半信半疑ながらも施設見学や社長の面談を受けました。当社では入社後の「こんなはずじゃなかった」といったミスマッチを防ぐためにも、入社前に資料を提示しながらスタッフに求める仕事内容を詳しく説明しています。
現場で働くスタッフと直接話ができる機会では「本当に公平に評価をされているんですか?」「納得いかない評価のときはどうするんですか?」とOさんは対応したスタッフに1番聞きたかったことを尋ねました。質問に対応したスタッフは「基準が定められているから、自分でも評価が出る前に結果がわかるので、すんなりと自分のなかに落ちていきます」と返答しました。この言葉を聞いた瞬間、Oさんは「この会社で働きたい」と入社を決意してくれました。
入社後は評価ごとに結果を冷静に受け止め、結果に一喜一憂するのではなく、次の目標達成のために「〇〇を取り入れてみよう」「〇〇を変えてみよう」と考えるようになったそうです。Oさんは、すべての仕事に対して前向きに取り組むことができる様になりました。
業種関係なく働いている人なら誰しも「不公平な評価は困る」「納得できる評価制度であって欲しい」「会社や上司からの一方的な評価は嫌だ」と考えているのではないでしょうか?「正当な評価をしてくれる介護施設で働きたい」そのようにお考えの方は、ぜひケアーズサポートに見学にいらしてください。きっと何かを変えるきっかけになるでしょう。
万全の教育環境で介護スタッフの成長をバックアップ
ケアーズサポートでは、自分が変わり続けること、成長し続けることが求められます。介護の仕事に慣れるまで、特にはじめの1年間は肉体的・精神的にもつらいと感じられるかもしれません。利用者さまの健康や命に携わる仕事なので、難しい場面も多々ありますが、日々の業務を黙々とこなすルーティンワークではなく、創意工夫で失敗を怖れず「まずはやってみよう!」という姿勢を大事にしています。
評価制度を上手く取り入れることで、業務の改善提案やより深い知識・スキルの習得、資格取得やより上位の役職へのチャレンジなど、現場で働く介護スタッフの成長につながります。介護スタッフは、アシスタント→ミドルアシスタント→シニアアシスタント→技術トレーナー→サービス提供責任者とスキルに応じてステップアップしていきます。それぞれの役職ごとに仕事の内容や、責任の範囲などは明確に定めているので、今自分が何をすべきかひと目でわかります。昇給の条件もオープンにしているので、毎日の仕事にやりがいを感じるでしょう。
スタッフ同士が切磋琢磨しなから一緒に成長していくので仲間意識が強くなり、それぞれのキャリア形成にもつながります。そしてスタッフの成長によりサービスの質が向上し、結果的に利用者さまの満足度アップや介護施設の地域での評判にもつながるのです。
当社では、入社後に多数のサポート制度を用意しています。介護スタッフは利用者さまが快適に過ごすために働きかけるのはもちろんですが、スタッフの心身の負担を軽減するために専門的知識と介護技術の習得は必要不可欠です。研修では、入社当日に1日かけて「社員オリエンテーション」を実施しています。介護業界だけでなく広く社会で通用する人材になって欲しいとの思いから、「Eラーニング」で社会人の基礎的な考え方を改めて学びます。介護職が未経験の人や無資格の人に関しては、約6カ月間にわたって「新入社員フォローアップ研修」を実施しています。
すべてのスタッフを対象とした社内・社外講師を招いての集合研修も多く、正しい知識や安全な介護技術の習得が可能です。さらなる介護技術の向上や介護業務のスキルアップのために、社外研修が受講できる外部研修受講制度があります。受講費や交通費は内容に応じて会社が負担しています。多くの介護スタッフはこれらの制度を利用して成長しています。
介護職で働くスタッフのライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるよう、さまざまな働き方を用意しています。たとえば、介護スタッフとして入社した方でも、本部スタッフや営業スタッフなど別業務への移動も可能です。週休3日制の導入・短時間勤務・時間固定勤務・曜日固定勤務・変則勤務などの多様な働き方やパート勤務やWワークも可能です。
まとめ
介護職で働く人材の確保の重要性はますます高まっています。東大阪市の介護施設を運営しているケアーズサポートでは、頑張った分が正当に評価される仕組みが整っているため、双方納得できる評価制度となっています。正当な評価で納得して働きたい方はぜひ当社ホームページの募集要項をご覧ください。お電話やお問い合わせフォームからのご相談やご質問も承っております。