介護職のキャリアパスとは
キャリアパスとは、企業や事業所の職員がある職位や役職に就くまでの「道筋」のことを言います。
介護業界ではこれまで評価基準が曖昧になっていることで、「目指すべきところがわからない」「がんばっても報われない」という介護者の不満が募り、離職へとつながるケースが多いのが現状です。また、高齢者数が増える一方で、介護業界は深刻な人手不足で悩まされています。
そんな状況を打破し、介護職員を増やしていくために、労働環境や評価制度を改めて見直していくためにできた制度がキャリアパスです。介護業界のキャリアパスは、介護の事業所がすべて同じ基準で作られているものではありません。それぞれの事業所の規模や、求める人材像、経営理念などによって作成していきます。介護業界で働くことで、介護職員ひとりひとりの資格や、スキル、経験などを、事業所で丁寧に評価して、給与面などを見直すことで、仕事に対してやりがいが生まれる素晴らしい制度と言えます。
介護職員にとって、キャリアパス制度があることで、モチベーションの向上につながることはもちろん、介護の現場で感じた不便なことや、もっと効率よくできる方法などを積極的に提案・相談できる点もメリットと言えます。以前は、「意見を出しても流されていた」といった環境でも、キャリアパスを導入することで、「よく考えてくれる職員だ」「なるほど、そういう介護技術の方法があったか」など、意見に寄り添い、仲間たちも賛同してくれることで、評価につながっていくことでしょう。
介護職に当てはまることだけではなく、さまざまなジャンルの仕事でも、仕事を円滑に進め、努力していても、評価されなければ、辞めてしまいたい気持ちになるかもしれません。キャリアパスを導入し、スタッフ全員が平等に評価してもらえることで、自分に自信が付き、普段の生活もより豊かになるのではないでしょうか。
また、介護施設や事業所にとってもキャリアパスを導入することでメリットがあります。介護職員が自らスキルアップを目指し、生き生きと働くことで、介護施設全体が質の高いサービスを提供出来るからです。そして、介護施設の職員として入社してくる新しいメンバーにもその影響を受け継いでいくことで、介護の現場の雰囲気が各段と良くなっていきます。
一般的なキャリアパスの仕組み
介護施設や事業所で、キャリアパスの内容は異なりますが、一般的なものをご紹介します。キャリアパスで目標にするものとしてわかりやすいのは「介護資格」です。介護資格は似たようなものが多いのが特徴のひとつで、「どの資格を取ればいいのかわからない」という方も少なくありません。介護のキャリアパスにとって、大切な介護資格は以下の5つです。
1 介護職員初任者研修
2 介護福祉士実務研修
3 介護福祉士
4 認定介護福祉士
5 ケアマネージャー
これから介護の仕事をしたい!と考えている方は、上記の1〜5を受講をすることをおすすめします。受講を受ける順番が明確にされたことで、「いつまでにこの資格を取る!」などの目標が立てやすく、やる気につながっていきます。
ケアーズサポートが考えるキャリアパス
ケアーズサポートでは、長い人生のなかで、自分のことはもちろん、家族のことも含めて、さまざまな環境の変化が起こるのは当然と考えています。
介護職員が長く働き続けられるように、職員の勤務状況や、希望する勤務体制には、積極的に耳を傾けています。実際に週休3日制や、短時間勤務、時間・曜日固定勤務から変則勤務など、要望にはこたえられる範囲で対応しています。
これもキャリアパスにつながる策で、スタッフの数だけ多種多様な働き方が出来ることで、仕事に対するモチベーションがあがり、ステップアップを目指せるようになります。
「行きたくない」「やりたくない」と思って仕事をしていても、辛い一方です。その時は一緒に働く介護スタッフに相談してほしい。そして、休みたいと声をかけてほしい。ケアーズサポートはそう考えています。
スタッフの声に耳を傾けることで、新たな発見や、問題点を知ることが出来るので、ともに改善策を生み出していきます。さらにそれを介護スタッフの評価へとつなげていきます。
意見を言うのは苦手…という方もいると思いますが、伝え方は重要視していません。言葉ではなく、紙でも良いので、気になることは抱え込まずに相談できるような環境を心がけています。
次に、ケアーズサポートのキャリアパスの仕組みについてご紹介します。
1 アシスタント
2 ミドルアシスタント
3 シニアアシスタント
4 技術トレーナー
5 サービス提供責任者
上記の流れでステップアップしていきます。
アシスタントの仕事内容は、日時管理や運営基礎業務などです。新入社員であれば6ヶ月にわたって「新入社員フォローアップ研修」を準備しているので未経験の方でも安心して応募いただけます。また、介護施設で働く上で、スタッフの成長や業務スキルにつながる研修があれば、外部研修を受けることも可能です。
ケアーズサポートのキャリアパスのシステムで「シニアアシスタント」になると、仕事の内容が少し変化していきます。介護スタッフのシフトの適正化や介護助手の指導などが加わります。また、スタッフや利用者様の緊急に備えた対策にも取り組んでもらっています。
責任重大だと不安を抱え、「キャリアパスはミドル止まりで良い」と思ってしまう方もいるかもしれません。しかしケアーズサポートで実施しているキャリアパスは、スタッフの介護技術や、働き方を出来る限り把握して、評価をしていくので、自信を持って次のステージに向かって挑戦していっていただきたいです。
目標を明確にし、キャリアパスを利用しているスタッフはとても輝いています。仕事が充実すると、ライフステージにも少なからずプラスの影響が出ると信じて活動しています。これからもスタッフ1人ひとりがキャリアパス制度に目を向け、成長できる現場を提供していきます。
ケアーズサポートでは、東大阪市の東花園、瓢箪山、川田にある全ての施設で介護の仕事が未経験でも「新しいことにチャレンジしたい!」「もっと輝きたい!」と意欲的な方を歓迎しています。ぜひ求人情報をご覧ください。